こんにちは
整体タナゴコロ代表の
小原太郎です
今回も内臓の一つ
大網のお話をします
整体タナゴコロは
身体を通して人生が変わる
キッカケをあなたに与え続けます!
大網とは何か?
大網(ダイモウ)という
内臓器官をご存知ですか?
大網とは胃の下側から足の先に向けて
垂れ下がった大きな腹膜(ふくまく)です。
大網の中身は
血管中心に脂肪組織や
リンパ球、形質細胞です
ちなみに大網が”黄褐色”なのは
構成組織の影響によるものです
大網の機能
大網にはどんな機能があるのでしょうか?
順番に挙げていきましょう
◇クッションの役割
まず、外部から受ける衝撃に対して緩衝材の
役割を果たしています。
大網の内側に収まっている
大腸などの臓器はこれにより
常に守られているんです
◇ウィルスセキュリティとリスクヘッジ
もう一つは
大網内部は血管やリンパが通ります
特にリンパ節が発達している為
ウィルスに対する免疫機能の役割も果たているんです
ウィルスが侵入や内臓の炎症が発生した際に
炎症箇所を包みこんで
腹腔内全体へ被害が広がるのを防ぎます
被害を最小限に抑えるのも
大網の役割なんですね(スゴイ!!)
ちなみに、大網が発達していない小児では
虫垂炎が破裂すると腹腔内に拡がりやすいです。
◇温度管理
「お腹を冷やしたらダメよ」と昔お母さんに
言わた記憶がありませんか?
内臓は体温の急激な上昇・下降に弱いです
内臓の温度を守るために
大網は体内に脂肪を貯蔵に関係します
これにより急激な体温上昇・下降を防ぎ
内臓器官を一定温度に保ってくれるのです
万能な大網に弱点があるとするならば
毛細血管が集中していることから、大網が何かしら
血行障害のポイントにもなりうる場所だということ
手術跡の癒着などが引き金になることもあります
慢性的な冷え性の方に対して
整体では大網結構障害を疑うことも
あります
大網を支配している神経
大網を支配している神経の話をします
支配神経は胸椎から伸びる
大内臓神経(T6-T10)です
胃大網動脈・胃大網静脈が並走していることも特徴です。
内臓の殆どは自律神経にも支配されていますので
大網の場合は交感神経(節前線維)の支配になります
腹腔神経節から腹部の血管や小腸などの内臓に
神経が分布して消化の抑制などをコントロールしています
(腹腔神絰叢)
大網の機能低下による影響
色んな役割がある大網の働きが
低下するとどうなるでしょう?
腹膜全体から腹腔内の臓器に問題が移ります
(鼡径管や大限管へ入り込むことがある)
これは鼡径ヘルニアのような状態です
また、大網は様々な臓器を覆うように
接触しているので
癒着(周りの組織とくっつく)を起こします
癒着は大網や関連する大腸や
胃腸の動き(働き)を邪魔してしまい
血行障害を起こします
胃の血行障害は
消化不良を引き起こします
(胃腸の痙攣や攣縮をおこす)
大網は多くの役割の担っているからこそ
機能低下の影響も大きいのです。
大網が筋肉骨格に与える影響は?
最後に大網による筋肉骨格への影響です
・わき腹が痛む
・腹部の表面的で不明瞭な痛み・鈍い痛みを感じる
・下部胸椎、腰椎の可動性減少(背骨の動きが硬くなる)
大網は消化器官を覆う大きな膜です
機能低下を起こした時は
包括する内臓器官にも影響して
動きを制限します
身体を反らす、捻るといった
腹部が関わる大きな動きが制限され
前傾姿勢が定着しやすくなります
(背部痛・腰痛のリスク増加)
病的なものを除いて
大網の動きを整えるには
手技療法での内臓マニュピレーション(動きを作ること)も有効です
大網の弱点である毛細血管の血流障害
「慢性的な冷え性」でお悩みの方は
整体タナゴコロへご相談ください
本日のポイント をおさらい!
・大網は消化器官、腹部を守る緩衝材
・血管・リンパが集まる免疫機能
・脂肪が集まり温度調整し急激な温度上昇と下降を防ぐ
・背骨の可動制限に現れる(反れない、捻れない)
「これって自分の症状にそっくり・・・?」
そう思ったあなた
「人生が変わるキッカケ」はすぐそこです!!
まずは当院にご相談ください
整体タナゴコロ
小原太郎