世田谷区・梅ヶ丘で根本改善なら「整体タナゴコロ」

こんにちは
整体タナゴコロ代表の小原です

 

慢性的な肩や腰、背中の痛み
実は内臓がの不調が原因だった!?
そういうことがあります

 

腰痛というと、誰しもが「筋肉」が原因で
発生するものだと思うはずですが

 

内臓の不調によって発生する腰の痛みが存在します
今日は腰痛に関連する内臓。その機能と不調の際に
現れる症状についてお話します

 

                 【 本日の内容は 】
・腰に痛みがある人

・整体やマッサージを受けても痛みが1ミリも変わらない人

・消化器の不調を自覚している人に

良い方向へ変わるキッカケを与える内容です!

 

整体タナゴコロは

身体を通して人生が変わる

キッカケを

あなたに与えます!

 

 

 十二指腸と腰痛の関係性

最初の腰痛関連の内臓は
十二指腸です

 

十二指腸は
体の中のどこにあるかというと
十二指腸は胃腸の先(出口)にあります

 

胃腸の出口である幽門から続く
消化器の管を「十二指腸」と呼びます

 

内臓,十二指腸

 

ちなみに十二指腸は空腸・回腸と
続く小腸を構成する
最初の部位にあたります

 

内臓,十二指腸

十二指腸は小腸の一部

 

小腸は全長約6メートル超える筋肉の管です
(縄跳びができますね・・・・)
なんと胃腸や大腸などの消化管の
約80%をこの小腸が占めています

内臓,十二指腸

小腸の働きの大部分は
入ってきた食べ物に消化酵素を
分泌して分解し、栄養分を小腸内壁から吸収すること
そして、大腸に消化物を送ることです

 

 

 

 

十二指腸の場所は
骨格から位置を特定すると
胸椎12番ー腰椎4番の
右胸郭下部に位置します

 

内臓,十二指腸

十二指腸の長さは約25cm
(小学生が使う定規の長さくらいです)
管の直径約5センチ

 

十二指腸の後にある空腸、回腸では
腸の太さは徐々にに細くなって、
終わりの部分では直径3センチくらい細くなります

 

十二指腸の中では胃で消化され
かゆ状になった食物は少しずつ
十二指腸に送り込まれ

 

管と膵管から胆汁と膵液が
いっしょに流れ込み、
十二指腸内での消化を助けているのです

 

十二指腸内で分泌されるホルモン

 

「ホルモン」という言葉をご存知でしょうか
体内の働きを調整する化学物質です
十二指腸内でも分泌される
ホルモンがあります

 

セクレチン
コレシストキニン
胃抑制ペプチド  この三つです

 

セクレチン

胃液で酸性になった食べ物が入ってくると十二指腸の粘膜から分泌される

●作用

アルカリ性の膵液の分泌を促進

胃液の分泌を抑える

 

 

コレシストキニン

脂質の多いものが入ってくると十二指腸の粘膜から分泌される

●作用

胆汁力膵液の分泌在促進

 

胃抑制ペプチド

ブドウ糖や脂質が刺激となって十二指腸の粘膜から分泌

●作用

胃液の分泌を抑制

 

このホルモンは
十二指腸内の環境を整える役割があります
十二指腸内は消化器官ですが
ただ消化吸収するだけの場所ではありません。

 

ホルモン分泌によって、
いつでも分解吸収ができるような
環境が体内にあるということが
実はスゴいことなんです!

 

 

十二指腸の血流と神経支配は

 

十二指腸には当然ですが
血管が張り巡らされています
動脈は腹腔動脈、上腸間膜動脈
静脈は上腸間膜静脈、門脈です

 

十二指腸の働きを支配している
神経は自律神経であり
交感神経は胸椎8番、9番を通る
大内臓神経(腹腔神経叢、上腸間膜動脈神経叢)
副交感神経は迷走神経が
支配しています

 

 

内臓の多くは胸椎から枝分かれする神経が
支配していることが多いのですが
これは胸椎に関わる関節や筋肉などの施術アプローチが
内臓の症状に対して対して効果があると考察できます

 

 

十二指腸の不調が筋肉骨格に与える症状と影響と

 

さて、本題である十二指腸が
筋肉骨格に与える症状とその影響です
症状は腹痛、右胸郭下部の痛み、膨満感
(消化器だから想像がつくと思います)

 

 

また胃の障害がある場合
十二指腸にも障害がある可能性が高いです
これは内臓の位置が隣接しているからでしょう

 

 

筋肉骨格への症状は
胸腰移行部の運動障害。
胸腰椎部の伸展制限が現れます
身体を逸らすことが極端にできなくなります

 

腰痛

十二指腸疾患の患者さんが訴えた
筋肉骨格の不調にこんなケースがあります

 

 

胸腰移行部から仙骨までのエリアに
明らかな放散痛が起きている状態

これも筋肉骨格へ現れる症状なのです

 

 

スクリーンショット 2024-04-09 14.03.15

 

 

施術を行なっても一向に痛みの変化が
起きなかったので、「もしかして・・・」と
問診の段階ですぐさまに医療機関への受診を勧め、

 

結果的に患者さんは
病院で薬を処方され(消化器官に薬効があるもの)で
症状が劇的に改善したそうです

 

 

内臓が関与する痛みは手技療法を使っても
大きな変化が見られないので(100%ある痛みが
90%になる程度、そしてすぐ100%に戻る印象)

 

問診でお客様のお話を深掘りすること
検査や施術の反応を、確認することが
とても大切なのです

 

 

一般的に、消化器官というと「胃腸」という
イメージがあると思いますが

 

実際に消化分解し・栄養の吸収に
働いているのは胃腸から先にある
十二指腸(小腸)です

 

 

食べ過ぎが慢性的に続いて、
同時に腰痛を発生させていたら原因は
腰ではなく十二指腸にあるかもしれません。

 

 

十二指腸のポイント

 

  • 消化分解・栄養吸収は主は、胃腸から先の十二指腸から始まる
  • 内臓が原因の症状は筋肉骨格の施術効果も少なく戻りやすい
  • ・胸腰部の伸展制限(反る運動)、胸腰部から仙骨までの痛みが現れることも

 

 

 

 

 大網とは何か? 

 

続いては大網です

大網(ダイモウ)という
内臓器官をご存知ですか?
大網とは胃の下側から足の先に向けて
垂れ下がった大きな腹膜(ふくまく)です。

大網の中身は
血管中心脂肪組織リンパ球形質細胞です
ちなみに大網が”黄褐色”なのは
構成組織の影響によるものです

 

 大網の機能 

 

大網にはどんな機能があるのでしょうか?

◇クッションの役割

まず、外部から受ける衝撃に対して緩衝材の
役割を果たしています。
大網の内側に収まっている
大腸などの臓器はこれにより
常に守られているんです

 

◇ウィルスセキュリティとリスクヘッジ

もう一つは大網内部は血管やリンパが通ります
特にリンパ節が発達している為
ウィルスに対する免疫機能の役割
も果たているんです

 

ウィルスが侵入や内臓の炎症が発生した際に
炎症箇所を包みこんで
腹腔内全体へ被害が広がるのを防ぎます

 

被害を最小限に抑えるのも
大網の役割なんですね(スゴイ!!)
ちなみに、大網が発達していない小児では
虫垂炎が破裂すると腹腔内に拡がりやすいです。

 

◇温度管理

お腹を冷やしたらダメよ」と昔お母さんに
言わた記憶がありませんか?
内臓は体温の急激な上昇・下降に弱いです

 

内臓の温度を守るために
大網は体内に脂肪を貯蔵に関係します
これにより急激な体温上昇・下降を防ぎ
内臓器官を一定温度に保ってくれるのです

 

万能な大網に弱点があるとするならば
毛細血管が集中していることから、大網が何かしら
血行障害のポイントにもなりうる場所だということ

 

手術跡の癒着などが引き金になることもあります
慢性的な冷え性の方に対して
整体では大網結構障害を疑うこともあります

 

 大網を支配している神経 

 

大網を支配している神経の話をします
支配神経は胸椎から伸びる
大内臓神経(T6-T10)です

 

胃大網動脈・胃大網静脈が並走していることも特徴です。
内臓の殆どは自律神経にも支配されていますので
大網の場合は交感神経(節前線維)の支配になります

 

腹腔神経節から腹部の血管や小腸などの内臓に
神経が分布して消化の抑制などをコントロール
しています
(腹腔神絰叢)

 

 大網の機能低下による影響 

 

色んな役割がある大網の働きが
低下するとどうなるでしょう?

 

腹膜全体から腹腔内の臓器に問題が移ります
(鼡径管や大限管へ入り込むことがある)
これは鼡径ヘルニアのような状態です

 

また、大網は様々な臓器を覆うように
接触しているので
癒着(周りの組織とくっつく)を起こします

 

癒着は大網や関連する大腸や
胃腸の動き(働き)を邪魔してしまい
血行障害を起こします

 

 胃の血行障害は
消化不良を引き起こします
(胃腸の痙攣や攣縮をおこす)
大網は多くの役割の担っているからこそ
機能低下の影響も大きいのです。

 

大網が筋肉骨格に与える影響は?

 

 

最後に大網による筋肉骨格への影響です

 

わき腹が痛む
腹部の表面的で不明瞭な痛み・鈍い痛みを感じる
下部胸椎、腰椎の可動性減少(背骨の動きが硬くなる)

 

大網は消化器官を覆う大きな膜です
機能低下を起こした時は
包括する内臓器官にも影響して
動きを制限します

 

身体を反らす、捻るといった
腹部が関わる大きな動きが制限され
前傾姿勢が定着しやすくなります
背部痛・腰痛のリスク増加

 

 

病的なものを除いて
大網の動きを整えるには
手技療法での内臓マニュピレーション(動きを作ること)も有効です
大網の弱点である毛細血管の血流障害

 

「慢性的な冷え性」でお悩みの方は
整体タナゴコロへご相談ください

 

 大網のポイントをおさらい!

大網は消化器官、腹部を守る緩衝材

血管・リンパが集まる免疫機能

脂肪が集まり温度調整し急激な温度上昇と下降を防ぐ

背骨の可動制限に現れる(反れない、捻れない)

 

 

 

 

 消化器官「大腸」 の構造

続いては大網のそばにある
大腸についてお話します

 

大腸は4つの器官から構成されています

上行結腸
横行結腸
下行結腸
S状結腸   この4つです

 

大腸の長さは約1.5m
これは小学6年生男子の
平均身長に匹敵します。

内臓.大腸

食べ物が通る大腸の管の直径は

上行結腸で7-8cm
横行結腸で5cm
下行結腸で3-5cm
s状結腸で3-5cm

内臓.大腸2

 

S状結腸になる程細くなるのは
食べ物を消化吸収して
排泄段階(肛門)に向かって
圧縮させていく
からです

 

上行結腸と下行結腸、直腸は
腸間膜を持っておらず器官の位置を
安定させる為に腹壁や骨盤腔を利用しています
(上行結腸と下行結腸は腹腔外になる)

 

横行結腸とS状結腸は
その逆で腸間膜に覆われていますが
腹壁には固定されていません

 大腸の役割 は?

 

大腸の大きな役割は、
水分やミネラルを吸収し、
便を作る働きをしています

 


ちなみに口に入ったものが
大腸に運ばれるのは
食事をしてから4〜5時間後
です

 

口→食道→胃腸→小腸(十二指腸・回腸・空腸)から
移動してきた内容物の水分は
大腸で吸収され、粥上(じゅくじょう)という
ドロドロの状態から圧縮されて固形に近づいていきます

 

小腸の内容物は小腸の終末部に
位置する回腸から、大腸へと
バトンタッチするように移動します
そして、回腸と大腸の接合部には

 

括約筋でできた回盲弁があります
蠕動運動の波が条件に達すると
回盲弁が開き、内容物が少しずつ
大腸に移動します

 

 重要な役割”排便” 

 

食べ物が口に入ってから
便になって排泄(はいせつ)されるまでの
時間は通常24〜72時間です

症状,腰痛

内臓,大腸イラスト

結腸(上行・横行・下行の結腸)で水分を
吸収されて固形になった内容物(大便)は、
結腸の最後に位置するS状結腸で
しばらく待機することになります

 

ここから排便のために刺激が必要になります
刺激とは「食事、便量の増加」などです
体内に食物が追加されることが排泄の合図に
なっているのです(特に食事は大きな刺激です)

 

 便秘。そこから起こりうるリスク 

女性に多い便秘という症状。
長く続いているなら続いているなら
この記事をよく読んでください

 

便秘による腸捻転と
腸閉塞のリスク
について
捻転を起こす最も一般的な原因は便秘です。

 

腸間膜というものがあります
高齢者ではこの腸間膜が
弛緩してしまっていることが多いため
そこに便秘が重なると、便の存在する部位に
重力が働き、捻転を起こして腸閉塞になります

 

筋肉骨格に起きる影響

 

最後に大腸が筋肉や骨格に
与える影響をお話しします
下記に挙げる症状に該当していたら
もしかしたら大腸の影響を
考えてもいいかもしれません

 

大腸上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)の
癒着は下部腰椎と仙腸関節の運動障害を
起こす可能性があります

 

慢性的な腰の痛み。
仙腸関節の運動障害から
仙骨神経叢への神経阻害・絞扼
坐骨神経痛
などが考えられます
(大腸の手術の後など癒着が起きやすくなっている)

症状,腰痛

 大腸のポイントをおさらい

  • 大腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸で構成
  • 役割は水分とミネラルの吸収、そして排便まで
  • 便秘は腸捻転・腸閉塞のリスク
  • 大腸の癒着は仙腸関節(仙骨神経叢への影響)の運動障害のリスク

 

 

膵臓の構造

 

最後は膵臓についてお話します
膵臓は小腸や大腸など
実は消化器官と関係が深い臓器です。

 

■膵臓(すい臓)
胃の後ろに位置する、大きさ約15センチの臓器。役割は食べ物を消化する液を分泌する”外分泌機能”と、ホルモンを分泌(内分泌機能)の2つです。

内臓,膵臓

内臓,膵臓

膵臓から分泌された”膵液”は膵管を通して十二指腸内へ送られます。膵液を構成するのは「糖質を分解するアミラーゼ」「たんぱく質を分解するトリプシン」、「脂肪を分解するリパーゼ」などの消化を促す”消化酵素”です

内臓,膵臓

膵臓にある”ランゲルハンス島細胞”からは、糖の代謝に必要な成分インスリンやグルカゴン、ソマトスタチンなどのホルモンが分泌されます。血糖値と関係のあるインスリンは血液中の糖を使ってエネルギーを作ります。

筋肉・骨格の症状が内臓と関連する

 

整体師が直接触れられるのは
筋肉や骨格ですが
筋肉の深くにある直接触れない
内臓を勉強するには理由があります

 

それは肩こり・腰痛といった筋肉骨格の症状が
内臓の不調を原因で発生することがあるから
です。

 

では膵臓の不調による
筋肉・骨格の症状をいくつか列挙しましょう
あなたには当てはまりますか?

膵臓が原因と考えられる筋肉・骨格の症状

中背部痛・腰痛
痛みは胸椎9番ー胸椎11番の左側に好発する

胸椎9番ー胸椎11番の可動域制限

左仙腸関節痛、左坐骨神経痛
左肩甲上腕関節痛
左肩甲挙筋痛(起始部)

 

その他症状

腹痛、不安定な血糖値
高血圧、高脂血症
匂いに敏感、辛い食べ物敏感
酸っぱい食べ物に敏感

 

膵臓が不調に陥るだけでこれだけの
症状が起きます。
中でも中背部痛と腰痛などは
日常的に考えられる症状ばかり
です。

 

特に膵臓は胃腸と同じく
左側にあることから、身体の左側(上半身)に
症状が発生するのも特徴です
このような膵臓が原因で起きる症状を学んでおくことで

 

筋肉骨格を施術しても変化がない症状」は
内臓の観点から、施術の視点考えて
回復の活路をお客様に提案することができます

 

サプリメント 手技以外の回復への活路

 

内臓のトラブルには
食べ物やサプリメントも
効果的です

 

膵臓炎症の改善

・クルクミン
・ブロメライン
・オメガ3
・抗酸化物質
・消化酵素

 

食事療法

・急性膵炎の場合は固形物は避けること
・低蛋白質食
・断食
・おかゆなど消化が容易な食べ物

 

そして、膵臓の不調があると
自覚している、または診断された
場合の禁忌(摂ってはいけないもの)もあります

 

 

禁忌(摂ってはいけないもの)

・精製された炭水化物/刺激物(香辛料・辛い食べ物)

・脂質の多いもの/高塩分食/糖質/パン/精製食品

・アルコール/コーヒー

 

身体の不調が
内臓を原因に発生している
ケースは少なくありません

 

しかし、内臓が原因で腰痛が
発生していると自覚することは
なかなかありません

 

では私達、整体師がどういった形で
お客様の不調の原因が内臓だとわかるのかというと
施術中のコミュニケーションにヒントがあります

何気ない会話の中に
食生活や睡眠状況、運動といった
生活背景が見えてきて内臓の不調が
あるかもしれないと考察します

 

ですので
お客様の身体に触れる”触診”だけではなく
コミュニケーションが
とても大切だと
整体タナゴコロでは考えています

 

様々な観点から考えるのがタナゴコロの施術です

長文の内容になってしまいましたが
いかがだったでしょうか

筋肉・骨格・神経・そして内臓
様々な観点から
お客様の身体の悩みを解決する方法を考え、
提案するのが
タナゴコロの施術方針です。

 

このブログを読んで
「この症状、私と一致しているかも・・・」と
思ったあなた。

 

変わるキッカケは今です

 

タナゴコロは身体の
不調からチャレンジすることを
諦めてしまう人を世の中からなくしたい

 

なんか上手くいかない
気持ちが上がらない
集中力がもたないのは、

 

年齢のせいでも、才能でもない
身体の不調から起きている
場合も多くあります

 

自分を責めすぎないで
あなたには可能性がある。
それを知って欲しい。

 

僕達がそのキッカケを与えます
タナゴコロは身体を通して
人生が変わるキッカケを与え続けます

 

最後まで
ご拝読ありがとうございます
整体タナゴコロ
代表 小原太郎

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