こんにちは
整体タナゴコロ代表の
小原太郎です
腰痛コルセット
別名:腰痛帯とも呼ばれる
腰部を保護するベルトのことです
お客様からこんな質問を
受けることがあります
「 コルセットって腰痛ではない時も
装着して生活していいのですか?」
今日はコルセットについて
お話しします
【 本日の内容は 】
- 痛みを感じる腰痛を持つ人
- コルセットの使用を考えている人
に良い方向へ変わるキッカケを与えます!
それでは2023年 5月 19日のブログ
スタートします!
小田急線梅ヶ丘駅の
整体タナゴコロは
身体の不調からチャレンジすることを
諦めてしまう人をなくす為に!
身体を通して人生が変わる
キッカケをあなたに与え続けます!
□ コルセットの使用効果はあるのか? □
2012年に発行された
「腰痛診療ガイドライン』から
抜粋した内容によると
コルセットの腰痛予防効果は
「複数のエビデンスがあるが結論が一様ではない」という、
最も推奨度が低いという結果になっています
どういうことかというと
コルセットの腰痛予防効果については、
”わからない”ということなんです
□ コルセットの研究結果から見えたコト □
こんな研究結果あります
重労働者を対象に
A:コルセットを装着した人と
B:装着しなかった人を
2つのグループに分けて
6か月間の調査期間の中で腰痛を発症した確率を
調べたところAとBのグループの間には殆ど差がなかった」
コルセットを着けているのに
不思議ですよね
しかし、こんな研究結果もあります
介護職員360名を対象とした研究によると、コルセットを装着せず腰痛予防教室に通った人より、コルセットを装着して腰痛予防教室に通った人の方が、腰痛予防効果が高かった
この2つの研究結果から
コルセットの腰痛予防効果に
「複数のエビデンスがあるが結論が一様ではない」
という認識なんですよね
□ コルセットのはどんな時使うことがベスト? □
ただ、「効果が一様ではないから=効果がない」
では、ありません。僕の臨床経験からは
特定の症状に対しては効果があります
コルセットの目的を
明確にしてみましょう
コルセットの装着は、
腰椎をベルトによって保護することで
可動性を減少させます。
回旋運動を除いて、
腰椎全体の動きが
制限されるのです。
例えばぎっくり腰で
腰の筋肉を強く損傷している
状態だとしたら
コルセットに可動性が
減少することで、損傷した腰部周辺の
筋肉組織へのストレスは軽減され、
回復を促進させる効果が期待できます。
ですから痛みの強い
急性期には効果があると考えます。
逆に痛みが殆どない状態では
コルセットによって保護された腰部は
可動性を失い、関節の動きや
筋肉の活動も(短縮と伸長)減少するので
本来、コルセットなしで
支えられるはずの腰部の機能を低下させて
しまうリスクがあると考えます。
□ コルセットの結論 □
コルセットとは腰部への物理的な
ストレスを軽減させる点において優れていますが
急性期のように必要以上に
腰を動かさない方が良い時には相性が良いが
急性期以外の痛みがない時には
使用頻度をできるだけ少なくする
そう勧めています。
ダメージを増やさない為の保護。
それ以外では体(背骨)は基本的に自分で支えて
運動する機能を持っているからです
ただし、引越しを手伝う
腰に明らかな負担が加わると
予測できる時には、予めコルセットを
装着する方が良いです。
【 本日のポイント 】
- コルセットの効果は研究結果では”わからない”
- 腰に激しい痛みを感じる急性期には使用しておく
- 急性期以外、痛みが殆どない時には使用を控える
- 腰に負担が加わることが予想される時には予め装着するのは良い
最後まで
ご拝読ありがとうございます
整体タナゴコロ
小原太郎